冬のキャンプツーリングを楽しむための服装と持ち物のポイント10選

キャンプツーリング




どうも、キャンプツーリング歴5年のMotoCampです。

今回は

「真冬のキャンプツーリングに行きたい」

と考えている方向けに、冬のキャンプツーリングに必要な持ち物やポイントについてお伝えします。

冬のキャンプツーリングは普段より入念な準備が必要ですが、これを読めばきっと快適なキャンプツーリングにできるでしょう。

なお、この記事の内容はYouTubeでも公開しています。

冬のキャンプツーリングは準備が命

冬のキャンプツーリングにはいくつかの魅力があります。

ポイント
  • 冬の景色がきれい
  • 虫が少ない
  • キャンプ場が比較的空いている
  • スープやおでんがやたら美味しい

そんな魅力たっぷりな冬のキャンプツーリングですが、実際に楽しむにあたり、入念に寒さ対策をする必要があります。

車でキャンプする場合、どうしても寒さに耐えられなくなれば、車内で暖を取ることも可能。

一方バイクでは、どうしようもない程に凍えてしまっても逃げ込む先がありません。

どんなに寒くても寝袋にくるまって、凍えて朝を待つほかないでしょう。

下手をすると死ぬこともあり得ます。

最悪、命の危険もあることを念頭に、入念な防寒対策をして冬のキャンプツーリングに出かけましょう。

冬のキャンプツーリングでの服装は?

まずは冬キャンプツーリングでの防寒対策の基本、服装について説明します。

冬キャンプツーリングの服装 ダウンは必須

まず寒い外気から身を守るために、ダウンの上着を着るようにしましょう。

私はキャンプ場では、ユニクロのハイブリッドダウンパーカウルトラライトダウン

愛用しています。

どちらも軽くて暖かく、動きやすいのでキャンプ向き。

私はバイクでの走行中は安全のためにライディングジャケットを着ているのですが、ダウンの厚さによって相性があります。

ハイブリッドダウンパーカは厚手なので、ライディングジャケットの下には着づらいですが、暖かいです。ライディングジャケットとは別に、キャンプ場で着る上着として持っていく形になります。

ウルトラライトダウンは薄手なのでライディングジャケットの下に着やすいですが、極寒のなかでは少し心もとないですね。

寒さが予想できるときは荷物になるのを承知で、ライディングジャケットとは別に厚手のダウンを持っていくことをおすすめします。それくらい寒さには警戒するに越したことはありません。

そのほか、ダウンの下にはフリースがおすすめです。

冬キャンプツーリングの服装 下半身はタイツと起毛スウェットで防寒

下半身については防寒用のタイツと起毛のスウェット、防寒ジーンズの順にはいています。

冬のキャンプは日没後が本当に寒いので、スウェットなどできちんと体温を逃さない層を作るのが大事。

就寝時にはジーンズを脱いで、スウェットで寝ればリラックスできます。

冬キャンプツーリングの服装 冬登山用の靴下がおすすめ

実際に冬のキャンプをしてみて辛いのが足元の冷え。

地面からの冷気が想像以上に体にこたえます。

特に冷え性の方にはつらいはず。

対策として厚手の靴下、特にウールの靴下は暖かくておすすめです。

普通の靴下と比べて値は張りますが、見合った価値があります。

冬のキャンプツーリング 必要な持ち物は?

次に冬のキャンプツーリングで役立つ持ち物や道具について説明します。

ちなみに一般的なキャンプツーリングの持ち物についてはこちらで紹介しています。

キャンプツーリングの持ち物

キャンプツーリングの持ち物リストと基本のポイント

冬キャンプツーリングの持ち物 CB缶は寒さに強いタイプを

私もなんですが、コンロはCB缶を使っている人は注意が必要です。

CB缶というのはよく家庭で使うカセットコンロ用のガス缶ですね。

CB缶は安くてどこでも手に入るのですが、寒さに弱い欠点があります。

ガスの成分が寒さで十分に気化せずに、燃焼につながらないのが原因。

一般的なCB缶を持って行くと、火力不足で十分な調理ができない可能性があります。

もし冬のキャンプツーリングでCB缶用を使う方は、寒さに強いタイプのCB缶を用意しましょう。

おすすめはSOTOのパワーガス。プロパンガスを混入し、寒さの中でも十分な火力を発揮してくれます。

ちなみにCB缶に対して、OD缶は寒さに強いので、寒冷地でもそのまま使えます。

冬キャンプツーリングの持ち物 焚き火台はしっかりサイズで

冬のキャンプツーリングでは暖をとるために焚き火台をぜひ持って行きましょう。

また、焚き火台はたくさん薪をくべられるサイズがおすすめ

良くあるソロキャンプ用の、B5サイズ程度の小さな焚き火台では火力が弱いです。

薪が一本そのまま入る程度のサイズであれば、十分な暖がとれるでしょう。

おすすめはキャプテンスタッグのV型スマートグリル。

薪がそのまま入るサイズでありながら、バイクでも持っていけるほどコンパクトになります。

ゴトクもあるので、煮炊きもできて便利。

冬キャンプツーリングの持ち物 2重マット

冬のキャンプは底冷えがとてもきついです。

スリーピングマットは2重にしておきましょう。

私はバイクでの持ち運びも考えて、フォームマットとエアーマットを持っていっています。

2つのマットを重ねることで、地面からの冷えを確実に遮断できます。

マットのほか、コットを使って地面から離す方法もとても有効。

そのほか、キャンプツーリングにおすすめなスリーピングマットはこちらで紹介しています。

キャンプツーリングにおすすめなマット類はどれ?

まだマットが1つしかない人はぜひ買い足しておきましょう。

サブマットのおすすめはキャンプテンスタッグのマット。安くて使い勝手が良いと評判です!

冬キャンプツーリングの持ち物 ブランケット

ひざ掛けやブランケットがあると夜中や就寝時に便利です。

例えば焚き火の前でくつろいでいる時に、火の粉で服に穴が空くときがあります。

1枚2,000円程度のブランケットを羽織っておけば、ダメージが少ないですし何より暖かいです。

寝る時もブランケットを寝袋の上にかけたり、地面に敷けばより暖かくなります。

少しかさばりますが、キャンピングシートバッグなどのバックの上にくくり付けて持っていくことができます。

冬キャンプツーリングの持ち物 冬用の寝袋

冬のキャンプツーリングに忘れてはいけないのが冬用の寝袋。

きちんとキャンプ地の気温に適した寝袋を持っていきましょう。

例えば気象庁によると山梨県の山名湖では、1月の平均最低気温は-6.2度となっています。

繰り返しになりますが、寒さ対策が不十分だと命が危ないので、必ず暖かい寝袋を用意しましょう。

キャンプする場所にもよりますが、コンフォート温度(※)が0℃に近いものが最低ラインです。

お値段が30,000円前後しますが、モンベルナンガなどの信頼のある寝袋メーカーがおすすめ。

ちなみにMotoCampはモンベルのダウンハガー800#3を使ってます。

(※)代謝の弱い人が快適に眠れる温度

冬キャンプツーリングの持ち物 電熱ベストと大容量バッテリー

冬のキャンプツーリングでは常に冷たい外気に体がさらされています。

服の防寒対策のほかに、体を温める熱源を用意しておくと安心です。

例えば電熱ベスト。

ツーリング中もキャンプ中も必要に応じて体を温めてくれます。

電熱ベストを使用する場合には注意点が2つあります。

1つは大容量のバッテリーを使うこと。

10,000ミリアンペア以上のものでないと、すぐに電気を使い切ってしまいます。

うっかり小さな容量のバッテリーを持っていくと、夜中に凍えることになるかもしれません。

もう1つの注意点はバッテリーを熱源から離すこと。

バッテリーは熱に弱いので、延長ケーブルなどを使ってベストの熱源から離れた場所にしまいましょう。

アンカーのパワーコアは小型で十分な容量があるのでおすすめです。

USBの延長ケーブルを使ってモバイルバッテリーを離れたところにしまいます。

冬キャンプツーリングの持ち物 ホッカイロ

電熱ベストと同じ理由で、暖を取るためにホッカイロを持っていきます。

ホッカイロは太い血管の通っている箇所に貼ると効率的に体全体が温まります。

具体的には首、肩甲骨のあたり、おへその下、腰、足首など。

私は眠るときにお腹に貼ったりしています。

寝袋の中に熱源があるとかなり暖かいのでおすすめ。

冬のキャンプツーリング おすすめキャンプ場は?

ここまで冬キャンプツーリングの準備や持ち物についてお伝えしてきました。

初めて冬キャンプツーリングに行く際は、なるべく平地のキャンプ場を選ぶようにしましょう。

標高が高くなるほど寒さが厳しくなるので、慣れないうちはなるべく暖かい地域の平地がおすすめ。

【今まで行ったキャンプ場のレビューはこちら】

個人的には冬の富士山がきれいなので、ふもとっぱらなどもおすすめなのですが、高原なので冷え込みがキツイです。

また、電源サイトなどを利用すれば電気毛布などで手軽に暖を取ることができます。

寝袋が高くて用意できない場合は、電源サイトも検討してみましょう。

安全に十分注意して冬キャンプツーリングを楽しもう

冬のキャンプツーリングではキャンプ場の寒さ以外にも、路面の凍結など、ツーリング中の注意も出てきます。

気を付けることが多くて大変ですが、キャンプ場での冬の星空はとてもきれいで感動します!

ぜひしっかり準備して挑戦してもらえたらと思います。

しつこいようですが、冬キャンプでは死ぬこともあるので、寒波が来ている時などは無理せずに家で過ごすことも大事です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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