こんにちは、ライダー歴7年のMotoCampです。
今回は通勤・通学でおすすめのバイクについて語っていきます。
通勤・通学に向いているバイクの特徴や、2022年7月時点の現行車でおすすめの車種などを紹介していきます。
毎日の移動にベストな一台が見つかれば嬉しいです。
【同じ内容を動画でも解説しています】
バイク通勤・通学のメリット
まずバイクでの通勤・通学には次の3つのメリットがあげられます。
- 満員電車とは無縁
- 維持費が安い
- ときには寄り道も楽しい
バイク通勤のメリット① 満員電車とは無縁
バイクでの通勤・通学をすることで毎朝の満員電車とは無縁になります。
通勤ラッシュの電車内でもみくちゃにされて、会社に着いた頃にはすでに消耗してる、なんてことはなくなります。
バイク通勤のメリット② 維持費が安い
バイクは車に比べてはるかに維持費が安いといえます。バイクは車に比べると燃費がよく、置く場所もとらないため、メンテナンス費用、燃料代、駐車場代などが安いです。
毎日使うものだからこそ、お財布に優しいのは嬉しい限り。
いくらかかる?バイクの維持費・道具や保険のお金【実体験を伝えます】
バイク通勤のメリット③ ときには寄り道も楽しい
そもそもバイクがあると外出が楽しいです。会社や学校の帰り道にふらっと寄り道もいいでしょう。
夜景のきれいなスポットなど、お気に入りの場所が見つかるかもしれません。
バイク通勤・通学のデメリット
バイク通勤のメリットをあげましたが、バイクはいいことばかりではありません。
デメリットをあげると次のようなものがあります。
- 雨が辛い
- 急な飲み会には行けない
- 事故の危険がある
バイク通勤のデメリット① 雨が辛い
バイクでの通勤・通学のデメリットの1つ目はやはり雨!
車と違って体がむき出しのバイクは天候の変化をそのまま受けます。
とくに雨は体が濡れるうえに、視界も悪くなり、さらにスリップの危険も増えます。
できれば雨の日はバイク以外の交通手段が望ましいでしょう。
バイク通勤のデメリット② 急な飲み会には行けない
仕事終わりにちょっと一杯、なんてこともバイクだと気軽にできません。
お酒を飲めばバイクも飲酒運転になりますので、当日の気軽な誘いには応じづらくなります。
バイク通勤のデメリット③ 事故の危険がある
バイクの最大のデメリットは事故の危険です。
とくにバイクは事故があると、運転手の大けがや死亡につながることが多く、その危険性は無視できません。
とくに警視庁の調べによると、過去5年間では東京都内のバイクの死亡事故のうち、約44%が通勤中に起こっています。
毎日の見慣れた道路にも事故の危険性がありますので、プロテクターなどでしっかり自衛しましょう。
通勤・通学に便利なバイクの条件
個人的に考える、通勤・通学に便利なバイクの条件は次の4つです。
- 燃費が良い
- シフト操作で靴が汚れない
- 積載量があると便利
- 51㏄以上
燃費が良い
毎日乗るのであれば、燃費は気になるところです。
ガソリン1リットルで走る距離が25㎞と15㎞では、長い目で見たときにガソリン代に差が出ます。
例えば年間で5,000kmを走り、ガソリン代が140円/Lである場合、
- 燃費25㎞/Lの場合:200Lを消費し、28,000円かかる
- 燃費15km/Lの場合:333Lを消費し、46,620円かかる
という計算になります。
一般にエンジンの性質として、単気筒>2気筒>4気筒の順に燃費が良いとされています。
シフト操作で靴が汚れない
一般的なMTバイクは左足でシフトレバーを上下に操作するため、足の甲が汚れがちです。
安全面のためにもライディングシューズを履いた方が良いですが、通勤時にわざわざ履き替える手間を嫌がる人も多いと思います。
一方でバイクの中にも、つま先とかかとで踏むことでシフト操作ができるものもあり、リターン形式と呼ばれています。また、ATバイクはそもそもシフト操作がありませんので、リターン形式やATバイクだと靴が汚れにくいと覚えておきましょう。
積載量があると便利
通勤・通学だと当然荷物があります。
すべてリュックなどで背負うのも良いですが、体への負担を考えるとバイクに載せておきたいところです。
また、帰りに雨が降るときに備えてカッパもしまっておけると安心です。
51cc以上あると安心
ある程度の距離を走るのであれば、通勤通学には51cc以上の排気量のものを選びましょう。
50ccの原付きの場合、車の流れにのれない、二段階右折をしなければならないなどの制約があります。
車の流れについていけない50㏄では、朝のラッシュアワー時に自分の右側スレスレから車がバンバン抜いていきます。追い越される側は怖いですし、接触事故が起こる可能性もあります。
車の流れに乗ったスピードが出せる、51cc以上のバイクを選んだほうが運転面で心配が少ないといえます。
さらに、126㏄以上であれば高速道路にも乗れるので、週末の遠出に使う選択肢もできます。
ただし、ほんの数キロ先までしか行かないのであれば50ccという選択もありです。
- 50㏄以下:ほんの数キロ先まで
- 51㏄~125㏄:下道で車の流れに乗れる
- 126cc以上:高速道路に乗れる
通勤・通学でおすすめのバイク5選
少し前置きが長くなりましたが、2022年の現行車のなかで通勤・通学に便利なバイクのおすすめを紹介していきます。
通勤・通学でおすすめのバイク① スーパーカブ110
スーパーカブは言わずと知れた、日本を代表するスクーターです。世界で最も売れていると言われ、その丈夫さや燃費の良さは非常に有名です。
紹介しているのは110ccのバージョンで、下道なら十分な速度が出せます。
シフト操作はリターン式で、つま先とかかとを踏んでギアを変えます。足の甲で操作することがないため、汚れる心配がありません。
丈夫なキャリアが標準装備されており、積載性も十分。カバンをくくりつけたり、ボックスを取り付けたりすれば通勤時の荷物も楽に運べます。
- 燃費(国土交通省届出値):68.0km/l
- メーカー希望小売価格:302,500円(税込み)
通勤・通学でおすすめのバイク② アドレス110
アドレス110はスズキから発売されているスクーターで、通勤の足として広く親しまれています。
スズキらしい必要十分な機能とお求めやすい価格が魅力。
2021年には原付二種で7位の売れ行きと、堅調な人気を博しています。
座面の下には20.6Lのトランクスペースがあるほか、キャリアも標準装備されており、十分な積載性があります。
- 燃費(国土交通省届出値):53.0km/l
- メーカー希望小売価格:225,500円(税込み)
通勤・通学でおすすめのバイク③ トリシティ125
ヤマハのトリシティはバイクでは珍しい、前輪にタイヤが2つあるタイプです。
前輪が2つあるため、次のような場面で通常のバイクよりも運転が安定しやすい特性があります。
- マンホールや落ち葉などでスリップしづらい
- 横風があっても安定しやすい
- 急ブレーキ時の挙動が安定しやすい
通勤・通学で毎日乗るものだからこそ、安定した乗り心地は非常に魅力的です。
ABS搭載モデルもあり、もしもの急ブレーキにも安心感があります。
座面下には容量約23.5リットルの収納スペースもあり、ヘルメットなども収まります。
- 燃費(国土交通省届出値):46.2km/l
- メーカー希望小売価格(ABS搭載モデル):462,000円(税込み)
- メーカー希望小売価格(ABS搭載なし):423,500円(税込み)
通勤・通学でおすすめのバイク④ PCX(125cc)
PCXはホンダから発売されている、スクーターの上位モデル車で、原付二種の中では2021年最も売れたとされています。
PCXには125㏄、160㏄、ハイブリッド車の3種類ありますが、主に125㏄モデルについて説明します。
PCXは125㏄モデルでありながら、様々な安全・便利機能が備わっています。
- フロントブレーキのABS標準装備
- 後輪スリップを抑制するコントロール機構を装備
- ポケットからキーを取り出さなくてもエンジン始動ができるスマートキー
- USB Type-Cソケットから充電可能
さら容量30Lのシート下の収納スペースもあり、充実の機能といえます。
- 燃費(国土交通省届出値):55.0km/l
- メーカー希望小売価格:357,500円(税込み)
通勤・通学でおすすめのバイク⑤ GB350
GB350は2021年にホンダより発売が開始されたバイクです。
新しい機種でありながら、クラシカルな外観で「バイクの楽しさを誰もが気軽に、幅広いシーンで堪能できる」ことをコンセプトに製作されました。
さらに積んでいる単気筒エンジンは燃費と整備性が良く、毎日乗ってもお財布に優しいメリットがあります。
正統派のバイクでありますが、変速機はリターン式を採用してあり、シフト操作で足の甲が汚れません。
通勤通学だけでなく、休日には趣味でバイクを乗りたい人には最適の一台かと思われます。
積載面はスクーターに劣りますが、オプションでリアキャリヤやサイドバッグの取り付けもできます。
- 燃費(国土交通省届出値):49.5km/l
- メーカー希望小売価格:550,000円(税込み)
リスク面も考えつつ最適の一台を
繰り返しになりますが、バイクは天候の変化を受けやすく、事故ではケガをしやすいデメリットがあります。
カッパはしまえるか、転倒しにくい機能はあるかなど、安全面のリスクヘッジも忘れないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
なおバイクに乗る際はヘルメットやプロテクターを忘れずに!
こちらでおすすめ安くて使えるバイク装備を紹介しています。
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