目次
北海道ツーリング 道南の見どころ
広大な北海道の中で、道南エリアの占める面積は比較的小さく、全体の7.9%です。
大きさも6,566㎢と、群馬県より少し大きいくらいのサイズです。
この中に函館のような大都市と、洞爺湖のような美しい自然があります。
そのため各観光地やツーリングスポット同士が比較的近く、移動がしやすい点が魅力です。
道北、道東のような広大なスケール感こそありませんが、時間に余裕を持った旅をしたい人にはぴったりのエリアです。
もちろん神威岬や洞爺湖などの絶景スポットや、ラッキーピエロのような道南ならではのグルメもあり、ツーリングをして間違いなく楽しいエリアです。
- エリアが比較的小さいので時間に余裕を持って走れる
- 神威岬、洞爺湖などの絶景スポットがある
- ラッキーピエロなど道南グルメが有名
2022年に道南を中心に北海道ツーリングをしてきました。
旅の様子、おすすめポイントを動画にまとめています!
北海道ツーリング ルート作成のポイント
北海道を初めて走る場合、次のポイントに気を付けておきましょう。
- 1日の移動距離は200~300kmが目安
- 明るいうちに走る
- 予備日を1日もうけておく
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
仮に9連休取れたとして、2日は北海道までの往復の移動、1日は予備日とすれば、現地で6日間滞在できます。
次からは実際に6日間の日程でどこを走ればよいのか、モデルコースをご案内します。
北海道ツーリング【道東】1日目 苫小牧~千歳
北海道ツーリング1日目。
仮に苫小牧のフェリー乗り場に到着したとします。
夕方便であれば昼過ぎに、深夜便であれば夜に到着するでしょう。
北海道は夕暮れから動物の飛び出しが増えますし、夜は国道沿いでも真っ暗になります。
到着後にたくさん走りたいという気持ちもわかりますが、移動は控えめに。
特に夜に到着した場合には近場の宿などで一泊して次の日に備えましょう。
例えば苫小牧のすぐ北の隣町である千歳市にはちとせライダーハウスがあります。
このちとせライダーハウスは1泊1,300円で泊まれる、清潔なライダーハウス。
基本的に相部屋で雑魚寝ですが、女性であれば女性用の部屋を案内してくれます。
ライダーハウス全体にいえることですが、運営はオーナーのご好意によって成り立っています。利用の際は人の家にお邪魔する感覚で行きましょう。
北海道ツーリング【道東】2日目 支笏湖~神威岬~ニセコパノラマライン
本格的に北海道ツーリングがスタートする2日目は千歳市を出発して、支笏湖、小樽市、神威岬、ニセコパノラマラインを経由してニセコ周辺に宿泊します。およそ280kmの移動となります。
それぞれの場所の魅力は次のような感じです。
支笏湖
支笏湖は北海道でも屈指の美しさを誇るカルデラ湖です。湖面がブルーに輝くことから「支笏湖ブルー」と呼ばれています。
湖の北東側の道路は支笏湖沿いを走ることができ、絶景ロードとしても有名です。
反対に南側の道路は林によって視界が遮られるため、景色を堪能できません。
走るのであればぜひ支笏湖の北東側を走りましょう。
小樽市
小樽は歴史ある倉庫街の街並みと運河が魅力の街です。
ツーリング向きの街並みではありませんが、バイクを置いて1時間ほど散策してみると楽しいです。
バイクは小樽観光駐車場に停められます(有料)。
観光地として有名ですが、たくさん走りたい人であればスルーするのもありかと思います。
神威岬
神威岬は大きく海にせり出した岬で、先端では大パノラマが堪能できるスポットです。
海は「積丹ブルー」と呼ばれる独特の青色をしており、なんとも美しいです。
駐車場にバイクを停め、徒歩で20~30分ほど歩くと神威岬の先端に到着します。
なお駐車場は通常16:30で閉門しますので、ご注意ください。
ニセコパノラマライン
ニセコパノラマラインはニセコ町と岩内町と結ぶ快走路で、名前の通りパノラマを堪能できる道路です。
山の中を走りますが、比較的高い木が少なく、見晴らしを楽しみながら走れます。
道路状況も良好で走りやすく、北海道の中でも有数の絶景ロードです。
一通り走ったあとは、ニセコ町周辺のキャンプ場やゲストハウスに泊まりましょう。
ゲストハウスであればニセコ宿 旅つむぎがおすすめです。
過ごしやすい部屋で、コンビニやスーパーも近くて便利です。
北海道ツーリング【道東】3日目 ニセコ~東大沼キャンプ場
北海道ツーリング3日目は移動メインです。
ニセコ町を出て、道の駅 くろまつないを経由して大沼国定公園にある、東大沼キャンプ場へ向かいます。
道の駅 くろまつない
道の駅くろまつないは居心地が良く、ピザが名物です。
朝の開店から券売機に行列が出来ていました。
函館方面に向かう際には通り道となりますので、ぜひ寄っておきましょう。
東大沼キャンプ場
函館の北30㎞ほどには大沼国定公園があります。「沼」という名前ですが、水深が浅いだけで、ほとんど湖です。
開放感のある気持ちの良い地域です。なかでも東大沼キャンプ場は無料のキャンプ場として有名で、手軽にキャンプが楽しめます。
- 無料
- 管理人不在だが、清掃は定期的に行われている
- 人の出入りが自由なため、「盗難注意」の張り紙がされている
- 蚊は多いため、虫よけは必須
- 大沼の開放感が抜群!
北海道ツーリング【道東】4日目 東大沼キャンプ場~函館
4日目は函館周辺を楽しみます。
大沼国定公園を出て、城岱スカイライン、ラッキーピエロ峠下総本店、五稜郭、六花亭を楽しんでライダーハウスパゴパゴに泊まります。
函館グルメを楽しむ日なので胃袋に気合を入れていきましょう!
城岱スカイライン
城岱スカイラインは標高550㎡、牧場の近くを走る道路です。
ものすごい絶景というわけではありませんが、放牧された牛を眺めながら、北海道らしいツーリングを楽しめます。夜間には「函館の裏夜景」が見られるスポットとしても有名です。
ラッキーピエロ峠下総本店
「ラッキーピエロ」は函館周辺にのみ展開するファストフード店です。
ご当地バーガー日本1にも選ばれたこともあり、バーガー類の人気が非常に高いです。ボリュームたっぷりで良心的な値段ですので、お腹いっぱいに楽しめます。
定番は唐揚げをサンドしたチャイニーズチキンバーガー。
内装やお土産も凝っており、テーマパーク感のあるファストフード店といえます。道南に行くならぜひ食べておきたいところです!
五稜郭
五稜郭は言わずとしれた、かつて旧幕府軍が戦いを繰り広げた函館戦争の舞台です。
過去は要塞でしたが、現在は公園として整備され、地元の方の散歩などにも利用されています。
ゆっくり歩いても1時間ほどで回れるので、ぜひ寄っておきましょう。
近くには無料のバイク駐輪場もあります。
六花亭 五稜郭店
六花亭は北海道を代表するお菓子メーカーです。
空港などでも販売されていますが、店舗には限定のお菓子が販売されており、足を運ぶ価値があります。
手ごろな値段で美味しいお菓子が食べられるので、北海道に行ったら店舗に寄るのがおすすめです。
持ち帰り商品の種類も豊富でばら売りもしているので、お土産を買うにも非常に便利です。
羊かんが小さくて型崩れがしにくいので、バイク旅のお土産にはおすすめです。
ライダーハウスパゴパゴ
ライダーハウスパゴパゴは喫茶店パゴのオーナーが運営しているライダーハウスです。
かつて学生寮だったものを使っており、基本的に個室が利用できます。
- 一泊2,000円(素泊まり)
- 予約は喫茶パゴへ電話
- 布団はついている
- シャワー(共用)がある
北海道ツーリング【道東】5日目 函館観光
5日目はツーリングはほとんどせずに函館観光を楽しみます。
函館朝市やハセガワストアで食を堪能して、函館周辺を散歩するだけでけっこう楽しめます。
函館グルメ 朝市とハセガワストア
函館朝市は北海道の海の幸が集まる商店街のような場所です。お土産を買うのもよし、海鮮料理を堪能するのもよしです。かつては店員のひどい接客態度が話題になっていましたが、私が行ったときは問題に感じるようなことはありませんでした。
ハセガワストアは函館中心に展開するコンビニで、各店舗で作るやきとり弁当が評判です。北海道の「やきとり」は豚串を指すことがあり、ハセガワストアのやきとり弁当も豚が使用されています。500円程度からおいしい料理が食べられるので評判です。店舗での注文は込み合うことがあるので、事前にネットか電話で注文しておくとスムーズに受け取れます。
函館の見どころとおすすめホテル
函館のベイエリアは散歩するだけで楽しいエリアです。
歴史のある教会や路面電車など、街並みがきれいでのんびり過ごすには良いところです。
宿泊はHakoBA 函館がおすすめです。函館のベイエリアの中心にあり、清潔で手ごろな値段のホテルです。
建物もオシャレでドミトリーや個室など部屋のバリエーションも豊富。
北海道ツーリング【道東】6日目 函館~苫小牧
北海道ツーリングも最終日となるので、フェリーターミナルを目指して250kmほど走ります。
移動がメインの日ではありますが、余裕があればハーベスター八雲に寄ってみましょう。
自慢のハーブ鶏が美味しく、なによりレストランからの眺めが最高です!草木の緑と青空、海が一望でき、日本とは思えない開放感が堪能できます。
北海道ツーリングの準備情報を公開中!
今回の記事は以上となります。
道南地域は北海道の南側ということもあって、気候は比較的暖かく、過ごしやすいです。
それでも試される大地としておなじみの北海道ですので、必要な備えはしていきましょう。
北海道ツーリングに必要な持ち物などの準備に関する情報をこちらのブログ、YouTubeで公開しています。
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