モンベルのクロノスドーム2型を30泊してからレビュー

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どうもこんにちは、MotoCampです。

今回は永らくキャンプツーリングを共にしてきた、モンベルのクロノスドーム2型をレビューします

およそ30泊はしてきたので、耐久性も含めて詳しくレビューしていきます!

クロノスドーム2型の特徴
  • ペグダウン無しなら5分で簡単設営
  • 小さいながらも前室がある
  • 収納がコンパクト
  • 30泊しても不具合なしで丈夫

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収納時の大きさと重量

収納時の大きさと重さは

  • 本体が高さ35cm、直径17cm
  • ポール部分が高さ44cm、直径6cm
  • 総重量が2.43kg

です。

ポールは本体の袋にズボッと差し込んで収納します。

出典:モンベルHP

ドーム型テントの中でもかなり軽量でコンパクトなサイズです。

テント本体のほかにペグと張りヒモが付属

収納袋の中身ですが、

  • テント本体(インナー)
  • フライシート
  • 骨組み
  • 骨組み補修用の素材
  • ペグ14本
  • 張りヒモ5本

が入っています。

ペグ打ちハンマーとグラウンドシートを除けば、テント設営に必要なものは入っています。

ちなみにペグはアルミペグ。

ロープを通す穴があるので、ロープを付けておけばペグの外し忘れがないですし、抜くときも簡単です。

組み立て方法とかかる時間

では実際に組み立てる様子をお伝えします。

まずグラウンドシートを下に敷きます。

モンベルの純正グラウンドシートもありますが、私はブルーシートで代用しています。

テントのインナーを広げます。

次に折りたたまれたテントのフレーム(骨組み)を伸ばします。

十字にクロスする構造ですが、フレーム内部にコードが入っているので、折りたたんだ状態からでもほとんど勝手に骨組みが組みあがります。

テントの天井部分のフックをフレームに付けてから、フレームをテントの四隅に差し込んでいきます。

四隅以外についてるフックをフレームにかませます。

フライシートを被せ、4辺をペグダウンしていきます。

 

大体ペグダウン抜きなら5分以内

ペグダウンしても7分程度で設営が完了します。

クロノスドーム2型

組み立て時の広さと機能

十分な居住性のある広さ

気になる居住性ですが、このコンパクトな収納性からすると良好です。

高さが一番高いところで105cmと、テントの中ではしゃがんだ状態になりますが、着替えなど生活に必要なことは十分行えます。

必ずしも開放感のある高さではありませんが、風の影響を受けづらい、天候に強いテントと言えます。

出典:モンベルHP

また、2人用ということで2人分の寝床を敷くことはできます。

できますが、荷物を置く場所は足元と前室くらいに限られてしまします。

キャンプはそれなりに荷物が多いので、余裕を求めるならソロでの使用をおすすめします。

出典:モンベルHP

前室もありますが、広くはありません。

靴や荷物を置く程度の広さです。

クロノスドーム2型の前室

雨が降った時に前室で調理することもできますが、居室に腰を下ろして、前室にコンロを置く形になります。

しゃがんだ状態の作業ですので、少し窮屈な格好になります。

それでも雨が降っているときに、濡れない作業スペースがあるのはありがたいものです。

高い通気性

クロノスドームは通気性が高く、夏でも使用できます。

フライシートの前後には開け閉め可能なベンチレーションがあります。

さらにインナー部分の前後にはファスナーで開け閉めできる大きなメッシュの窓があります。

もちろんこれらは寒いときは閉めて、テント内の保温を優先させることができます。

テント前部分の開け閉め可能なメッシュ窓
テント後ろ部分の開け閉め可能なメッシュ窓

テント内の収納はミニマム

テント内部のつくりは工夫がありながらもシンプルです。

まず天井にはランタンなどを吊り下げられるループが一つ。

さらに天井の四隅部分にもループが計4つあります。

ここに別売りのメッシュ状のロフトを取り付けて収納性をあげることができます。

入り口付近にはメッシュのポケット。

スマホやライトなどの小物を入れるのに便利です。

クロノスドーム2型のメッシュポケット

満足のいく耐久性

気になる耐久性ですが、とても丈夫です!

すでにクロノスドームで30泊くらいしてますがいまだに生地のやぶれ、ほつれはありません。

風の強い場所でキャンプもしましたが、フレームがゆがむこともありませんでした。

また、フライシートの素材は燃えにくい素材を使っています。

前に私のテントのわずか50cm前くらいで焚き火をするクソ野郎配慮に欠けた方がおりまして。

それでもテントには穴が開いていなかったので、熱への強さを実感しました。

(それでも条件によっては穴があくこともありえるので火の扱いには気を付けましょう)

ここが気になる!

で、クロノスドームですが良いテントだと思います。

自信をもって人におすすめできます。

でもメーカーの人にあえて!あえてですよ

「ここもうちょっと改善してよ」

と言いたいポイントもあります。

気になるところ
  • フライシートとインナーが結露で張り付く
  • カラーバリエーションが2色なので他人とかぶる

クロノスドームはダブルウォールなので、テント内部は結露しづらいです。

しかしフライシートとインナーの距離が近いため、朝起きると2つが結露で張り付いていることがあります。

テントは乾燥させて撤収したいので、濡れた部分はできるだけなくしたい。

ペグダウンの際にフライシートをしっかり張って、インナーとくっつかない工夫が必要になります。

メーカーとしてはユーザーが工夫せずとも大丈夫な設計にしてもらえるとありがたい。

また、クロノスドームはオレンジとブルーの2色のみ。

けっこうキャンプ場でかぶります。

それだけよく見かけるってことは、人気の良いテントってことはよくわかるのですが、もうちょっと色があってもいいかなと思います。

こんな感じで気になる点を挙げましたが、テント自体の機能が悪いわけではなく、大きなマイナスポイントではありません。

総評として自信をもって人におすすめできる、良いテントです。

まとめ  用途とこんな人におすすめ

というわけで今回のまとめです。

クロノスドーム2型の特徴
  • ペグダウン無しなら5分で簡単設営
  • 小さいながらも前室がある
  • 収納がコンパクト
  • 30泊しても不具合なしで丈夫
おすすめしたい人
  • ソロキャンパー◎
  • キャンプツーリング◎
  • 自転車〇
  • トレッキング△

おすすめしたい人ですが、基本的にソロが中心になります。

2人で使用することもできますが荷物の置き場が少なくなりますので、荷物の管理で工夫が必要でしょう。

テントはコンパクトになるので積載量の限られるキャンプツーリングに向いています。

私もキャンツーライダーなので、適性は実証すみです!

自転車でのキャンプにも向いており、実際に使用している人を何人も見ています。

ただ2型より1型のほうが若干軽量でコンパクトなので、ソロの自転車の方は1型を選んでいました。

モンベルは用途にトレッキングも挙げていますが、重量2.43kgはちょっと重いかと。

今回の記事は以上となります。

お読みいただきありがとうございました。

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