どうもこんにちは、MotoCampです。
今回はNaturehikeの1人用テントCloudUp1のレビューをお伝えしていきます。
こちらのテント、ざっくりと次のようなおすすめポイントがあります。
- 約1.5kgと軽量でコンパクト
- 室内に荷物も置ける
- 通気性がよく春夏秋におすすめ
- 雨にも強い
- 約10,000円と低価格
低価格でありながら、ソロ用テントとしてしっかりと機能が充実しています!
また大きなサイズのCloudUp2とも共通する部分もあるので、CloudUpシリーズを検討している人はぜひ最後までお読みください。
目次
Cloud Up1の基本スペック
NaturehikeのCloud Up1には使っているフライシートによって2つのバージョンがあります。
- 210Tポリエステル製
- 20Dシリコンコーティングナイロン製
耐水圧と重さが変わってきますが、その他のスペックは同一。
フライシートがナイロン製のものを例にスペックをご紹介します。
- 定員 1人用
- サイズ (65+230)×110×100cm
- 収納サイズ 12×45cm
- 総重量 1.52kg
- フライ耐水圧 PU 4,000mm
- フロア耐水圧 PU 4,000mm
- フライ材質 20D Silicone Nylon
- フロア材質 20D Silicone Nylon
- ポール材質 7001高強度アルミニウム
Cloud Up1の内容物
Cloud Up1の内容物は次の6点です。
- インナーテント
- レインフライ
- 骨組み
- ペグ×12
- ロープ×3
- 専用グランドシート
収納サイズは45㎝×直径12㎝とかなりのコンパクトサイズ。リュックにもしまえる大きさです。
グラウンドシートも付属しており、テント設営に必要な道具は一通りそろっています。
ペグはアルミ製なのでよほど固い地面でなければ問題なく使用できます。
また、ペグには最初からロープがついており、撤収の際に抜けやすいうえ、抜き忘れも防止できます。メーカーの細かな気配りが嬉しいところ。
なお骨組みについては一部がカーブしていますが、これは仕様であって不良品ではありません。
Cloud Up1の設営の様子
それではCloud Up1を実際に設営してみましょう。
まず専用のグラウンドシートを広げ、そのうえにインナーテントを広げます。
グラウンドシートはピッタリサイズなので、向きに気をつけましょう。
骨組みを広げ、骨組みの先端をグラウンドシートとインナーテントの端にある穴(ハトメ)に差し込みます。
インナーテントのフックを骨組みにかければテントは自立します。
フライシートをかぶせて、フライシートの先端にある3つのバックルでグラウンドシートと固定します。
前室2か所と両サイド4か所をペグダウンして設営は完了。
Cloud Up1は自立式のテントではありますが、機能を十分使うためには前室と両サイドの合計6か所のペグダウンが必要です。
とくに両サイドをペグダウンすることによって室内の空間が広がり、1.5人分のスペースが確保できます。
今回設営にかかった時間はペグダウンも含めて7分ほど。慣れればもう少し短くなりそうです。
テントの中でもかなり設営が簡単な部類といえるでしょう。
Cloud Up1 2つのバージョンの違いは?
Cloud Up1にはフライシートによって2つのバージョンがあります。
フライシートの素材の違いによるものですが、スペックの違いは次のようになっています。
フライシートの素材 | 20Dシリコンコーティングナイロン | 210Tポリエステル |
---|---|---|
価格 | 約13,000円 | 約10,700円 |
耐水圧 | PU 4,000mm | PU 3,000mm |
総重量 (グラウンドシートを含む) | 1.52kg | 1.82kg |
色 | 白 | 緑またはオレンジ |
フライシートの素材によって、耐水性と軽さに差があります。
210Tポリエステル製のほうが20Dシリコンコーティングナイロンと比べて安価ですが、300gほど重く、かつ耐水圧も低いです。
しかしPU3,000mmの耐水圧はテントとしては十分すぎるスペックですし、1.82kgも軽量な部類。またテントの広さなどに違いはありません。
登山などでない限り、210Tポリエステル製でも満足のいく内容といえます。
【Naturehike Cloud Up1 20Dシリコンコーティングナイロン製】
【Naturehike Cloud Up1 210Tポリエステル製】
Cloud Up1の使い心地・レビュー
次にCloudUp1で実際に一晩過ごしてみての感想をお伝えしていきます。
1人でちょうど良いサイズ
Cloud Up1は1人用テントですが、荷物を置くスペースもあるため、「荷物も合わせて」ちょうど1人用といった印象です。
室内の床は台形のような形で、もっとも広い所で110㎝、すぼまったところで80㎝の幅があります。
一般的なスリーピングマットの幅が50~60㎝なので、1人が寝ても荷物を置くスペースができます。
ただしあまり多くの荷物を置くスペースは期待できません。
キャンプツーリングなら大型のバッグやヘルメット、ジャケットを置くと室内はいっぱいになります。
もし荷物が多い人はより大型のCloud Up2がおすすめです。
室内の高さは100㎝と、ソロ用のテントとしては十分な高さ。
立ち上がることはできませんが、座って過ごす分にはまったく問題ありません。
室内の奥行きは230㎝あり、身長172㎝の私は足元に荷物を置いても寝られる程度の広さでした。
身長180㎝ほどの大柄な人でも十分横になれる大きさといえます。
通気性が良く、春夏秋に最適
Cloud Up1のインナーテントは上半分がメッシュ、入り口もメッシュなのでかなり通気性は良いです。
入り口丈夫には開閉できるベンチレーションもあるので、換気の調整もしやすいでしょう。
ただし通気性が良い反面、暖かい空気を室内にとどめるのは苦手なので、冬の使用には難しいです。
季節では春・秋・夏の使用に向いているといえます。
前室はミニマム
Cloud Up1には前室がついています。
小さい前室なので靴と荷物を置ける程度。
フライシートは熱に強い素材ではないので、雨が降った時に前室で調理ができるかは難しいところです。
フライシートは雨にも強い
Cloud Up1は2種類のタイプのフライシートを販売しています。
それぞれの耐水圧は
- 20Dシリカゲルナイロン:PU4000mm
- 210Tチェック柄ポリエステル:PU3000mm
と雨にはかなり強いです。
インナーテントにもシームテープ加工がされているので、床面からの浸水も予防してくれます。
細部はややチープなところも
Cloud Up1は機能がしっかりしているうえ、価格もポリエステル製なら10,000円程度と低価格。
かなり魅力的なテントですが、低価格を実現するために、細かい所ではややチープな印象もあります。
たとえばファスナーはYKK製ではなく、少し固め。もちろん使用に問題はありませんが、テントの出入りの際、ファスナーが滑らかなほうが、開け閉めは楽でしょう。
またファスナーのドローコードも肌触りがよくありません。気になる人は購入後にドローコードを変えても良いと思います。
このように少しチープな部分もあるCloud Up1ですが、だからこそ安い値段での高機能を実現できているといえます。十分すぎるほどの納得感のある価格と機能を備えたテントといえます。
Cloud Up1はソロキャンプ初心者にもおすすめ
それでは今回のCloud Up1のおさらいです。
- 約1.5kgと軽量でコンパクト
- 室内に荷物も置ける
- 通気性が抜群で春夏秋におすすめ
- 雨にも強い
- 約10,000円と低価格
使ってみたところ、かなりちゃんとしたテントで、ソロキャンプデビューしたい人にもおすすめできます。
比較的コンパクトなキャンプを好む人や、自転車・バイクのキャンプツーリングには最適だと思います。
【Naturehike Cloud Up1 20Dシリコンコーティングナイロン製】
【Naturehike Cloud Up1 210Tポリエステル製】
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