こんにちは、MotoCampです!
今回は個人的に思う、2人乗りで後ろに乗りたくない人の特徴について説明していきます。
ここで言う「乗りたくない」とは、
「なんかこいつの後ろに乗ったら事故って死にそうだな」
という意味です。
2人乗りは楽しいですが、楽しいだけでなく、もし事故があれば後ろの人にも当然危険が及ぶことがあります。
体がむき出しのバイクの後ろに乗るということは、運転手に命を預けるということ。
逆に言うと、人の命を預かっている自覚や、見合った技術のないライダーの後ろは危険ということです。
変な人の後ろに乗って死なないように、個人的に後ろに乗りたくないバイクやバイク乗りの特徴をまとめました。
普段バイクに乗る人も乗らない人も、うっかり後ろに乗らないようにチェックしてもらえると嬉しいです。
ちなみに2人乗りのやり方についてはこちらで詳しく解説しています。
目次
免許をとって1年以内
まず、バイクの免許をとって1年未満の人の後ろには乗りたくありません。というか、後ろに乗せること自体が法令違反にあたります。
この「バイクの免許をとって1年未満の人は2人乗りをしてはいけない」という法令にも根拠があります。
バイクの運転技術が未熟な人はニーグリップ(タンクをひざで挟み込む、運転の基本動作)が下手だったりして、バイクを安定して走らせることがうまくできない人が多いです。
極端な例だと、はたから見たときにバイクがふらついている人もいます。
そのような運転が不安定な人が誰かを後ろに乗せると、バイクはもっと不安定になります。
どれくらい不安定かというと、メンヘラの精神状態レベルに不安定。公私ともに生活にめちゃくちゃ支障がでます。いますぐ逃げましょう。
下手な人が2人乗りをすると、とにかく発進や停止の度にふらついたり、カーブをスムーズに曲がれなかったり。
不安定な運転は結果として転倒につながり、後ろの人を危険に遭わせます。
技術が未熟な人の後ろには絶対に乗らないようにしましょう。
仮に誘われても勇気をもって毅然とこう言いましょう。
「あっ、大丈夫っス・・・」
(法令の根拠:道路交通法71条の4 3および5および6)
軽装で事故への危機意識が低い
良くいるのが半袖とか短パンとかサンダルの人。
こういった軽装の人にも注意です。
バイク自体はヘルメットさえ被っていれば乗って良いので、服装までは法律で決められていません。
しかし軽装の人は基本的に「自分は事故に遭わない」「自分は大丈夫」という根拠のない安心を身にまとっています。
現実としては、バイクは危険な乗り物です。
自分がいくら安全運転をしていても、他人のせいで事故に巻き込まれることもあります。
最低限の危機意識があれば、せめて長袖でバイクに乗るはずです。
そんな最低限の危機意識を忘れた軽装ライダーの後ろは怖いな、というのが本音です。
半ヘルで乗る人
「半ヘル」とは頭のてっぺんのみ保護したヘルメットです。
だいたい軽装ライダーは半ヘルとのコンボをキメています。
そして普段半ヘルを被っている人の後ろに乗ろうとすると、まず間違いなく差し出してくるのがこの半ヘル。
そりゃあ本人はいつも半ヘルしか使ってないので、他人にも半ヘルを使わせるのに迷いはないでしょう。
しかし半ヘルは顔とアゴがむき出しの「守ってくれているようで守っていない」ヘルメットです。
例えるならキャプテン翼の雑魚キーパーのよう。
止めなきゃいけないボール、止めなきゃいけないダメージをことごとくスルーします。
一言でいうと、とにかく期待できないやつです。
万が一事故に遭ったとき、半ヘルは死ぬか顔が無くなるかの確立がとても高いです。
ちなみに雑魚キーパーが半ヘルなら、信頼のキーパー・若林君はジェットヘルメットやフルフェイスです。100%安全というわけではないですが、いざという時の安心が違います。
とにかく2人乗りするときは、安全性の高いジェットヘルメットかフルフェイスを差し出す、そんな紳士の後ろに乗りましょう。
バイクに転倒跡が多い
バイクに転倒の跡が多い人にも注意です。
この転倒跡とは、特にすり傷のような、大きくこすった傷のこと。
バイクはタイヤが2つという特性上、どうしても転倒しやすいです。
しかし良いバイク乗りはリスク管理ができるので、そもそも転倒しそうになる危険を避けることができます。
例えば
- 地面に落ち葉が多い
- カーブの先の見通しが悪い
などの危険を察知して、アクセルを緩めるなどの行動をとります。
対してリスク管理ができないバイク乗りは、危険を予知できずに転倒してしまいます。
中には不可抗力で避けることができずに転倒してしまうこともありますが、バイクに転倒跡が多い人はそれだけリスク管理ができていない可能性があります。
そんなリスク管理ができない人に命を預けて後ろに乗るなんて、かなり危険としか言いようがありません。
ちなみに、バイクには「立ちごけ」という、停まろうとする直前や出発の直後のように、超低速や停止している状態から転ぶことがあります。これらの原因は疲れからくる注意不足などで、バイクには小さなへこみ傷のようにして残ります。
この立ちごけは走行中の転倒と比べ、誰でもやることなので、あまり神経質に考えなくてもよいかと思います。
タイヤに溝がない
お次の後ろに乗りたくないパターンは、バイクのタイヤに溝がない、または溝が極端に浅い人です。
先ほどの転倒跡が多いバイクは「過去に転んだことのあるバイク」ですが、タイヤに溝がないバイクは「これから転ぶバイク」です。
タイヤの溝の役割の1つは水たまりを踏んだときなどに、入り込んだ水を外に出すこと。
この溝が極端にすり減っていると、タイヤの下の水が外に出されずにスリップにつながります。
また、溝がすり減っていると雨天時だけでなく、地面が乾いているときにも影響を受けます。
例えばJAFのテストによると、地面が乾いている状態でもブレーキの際の制動距離が10%伸びたという結果も。
ただでさえ2人乗りの時は2人分の体重で制動距離が伸びますので、溝のないタイヤではいざという時に止まれない可能性があります。
転ぶし止まれないし、溝のないタイヤは本当に危険なので乗らずにさようならしましょう。
出典:JAF 損耗タイヤの検証
短気なバイク乗り
短気ですぐにイライラする人の後ろに乗るのもおすすめできません。
バイクの2人乗りは良いことばかりではないからです。
バイクの運転手は人を後ろに乗せて運転する際は普段の運転に加えて、後ろの人を気遣う必要があります。
急発進や急停止で驚かせないよう、ゆっくり加速したり、体調を気にかけたり。
気ままに1人で走るのとは異なる、精神的な疲れがライダーに押し寄せます。
そのライダーが短気だと、疲れからイライラして運転が雑になったり、会話が楽しくなかったりと、後ろの人が楽しめない可能性があります。
車の運転でもいえることですが、普段から「この人いっつも短気だな~」って性格に難を感じる人の後ろには乗らない方が安全です。
バイクがやたら汚い
絶対ではないですが、バイクがやたら汚い人は整備をちゃんとしていない人が多いです。
別に常にバイクをピカピカにしていなくても良いと思いますが、もう1年くらい洗車してなさそうだったり、ぶつけたところをガムテープで補修しまくっているようなバイクの持ち主は、整備に関して意識低めです。
逆に、こまめにバイクを洗ったり磨いたりする人は、その分自分のバイクに注意を払っています。
洗車のときに不調を見つけたり、昔の傷を見つけて「あのとき不注意だったな、よく気を付けよう」と気持ちを引き締めたりします。
別に自分のバイクを洗車しようがしまいが、持ち主の勝手なので自由だとは思います。しかし誰かを後ろに乗せるのであれば、きちんと整備した安全なバイクに乗せるのが当たり前でしょう。
特に250㏄バイクは車検が無い分、持ち主の整備への意識が問われます。
全ての人に当てはまるわけではありませんが、自分のバイクに関心を持てる人のほうが安全意識が高いといえます。
とにかくすり抜けしたい
お次の乗りたくない人は「とにかくすり抜けする人」。
都内を走っていると、とにかくすり抜けせずにはいられないバイクによく会います。
すり抜けの呪いにでもかかっているのか、わずかな車のすき間に入り込まずにいられないようです。
「ちょ、お前そこ入っていくの!?」という人を何人も見てきました。
すり抜けをすることが違反かどうかは置いておいて、やはりすり抜け自体はリスクのある行為です。
すり抜けしている本人はうまくやっているつもりでも、周囲の車がバイクの存在に気付かないで、うっかり事故につながる場合も少なくありません。
例えば目の前の車が車線変更するときや、いきなりドアがあくときなど。
車は後ろからバイクが来てるなんて知らないので、簡単に事故になります。
「バイクってすり抜けできるから最高だよ!」なんて言ってる人の後ろには乗らない方が安全です。
結論:こんなバイク乗りの後ろには絶対乗るな
というわけで今回のまとめで、どう考えても後ろに乗ったら危険なライダーのフルセットを紹介します。
いわゆる危険なケースで役満振り込んでいるような感じですね。
- 免許取り立てで
- やたら軽装
- 半ヘル
- バイクに転倒跡が多く
- タイヤの溝が残っていない
- 普段から短気で
- バイクの掃除はしない
- すり抜けばかりする人
皆さんの安全な2人乗りライフの参考になりましたら幸いです。お読みいただきありがとうございました。
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