こんにちは、MotoCampです!
今まで3回、北海道ツーリングを全力エンジョイしてきました。
今回の記事では北海道ツーリング中に知っておきたい旅のポイント10個をご紹介します。
他の記事では紹介しきれなかった細かいものが中心ですが、私が旅を振り返ってみたときに「やってよかった」あるいは「やっておけばよかった」といったものを載せています。
これから北海道ツーリングに行く方の参考になれば嬉しいです。
今回の内容はYouTubeでも公開しています。
動画の方が見やすい方はこちらもどうぞ。
北海道ツーリングの情報盛りだくさんのMotoCampチャンネルはこちら
目次
気温・天候が変わりやすい
北海道を走っていると、天候や気温の変化に悩みます。
まず地域によって気温が異なります。
例えば8月の札幌の平均気温は26.4℃ですが、同月の根室の平均気温は20.8℃です(気象庁のデータより)。
平均気温だけでおよそ6℃も違うので、気温の変化が大きいことがわかると思います。
防寒用のフリースや薄手のダウンは必ず持って行きましょう。
また、同じ地域でも峠を挟んだ両側で天気が大きく異なることも珍しくありません。
例えば知床横断道路は絶景ロードとしてだけでなく、その天候の変わりやすさでも有名です。
急な天候の変更に対応するために、防水や撥水のジャケットを着ておくと安心です。
霧雨程度の弱い雨なら体を濡らさずにすみます。
私はコミネのJK-555を着て北海道に3度行きました。
防水加工のジャケットで頼もしかったです!
また、本降りの雨に備えてカッパも必ず持って行きましょう。
そのほか、服装についてはこちらにまとめてありますので参考にしてみてください。
ゆったりと旅を楽しむ
北海道ツーリングでは5日以上の日程の人が多いと思います。
毎日ツーリングやキャンプをすると当然疲れます。
連日の疲れや体調をうまく管理していく必要があります。
- 休憩はこまめに
- 250㏄以上なら1日200~300kmを目安に
- 一日走った後はストレッチ
まず一番大事なことですが、休憩はこまめにとりましょう。
北海道を走っていると、楽しくてつい止まるタイミングを忘れてしまいがち。
ついつい休憩を忘れていると、午後にはなんだか体がしんどい、ということがよくあります。
疲れているとせっかくのツーリングの楽しさが半減しちゃいます。
疲れていなくても1時間に1回を目安に休憩をとるようにしましょう!
また、一日にたくさん走りたくなる人もいると思いますが、たくさん走ると疲れやすくなります。
走ってばかりだと見どころのある施設や料理をスルーしてしまうことも。
車種にもよりますが、250㏄以上のバイクなら一日200~300km程度を目安にしておきましょう。
最後に、一日走ったあとはストレッチで軽く体をほぐしておきましょう。
バイクに乗り続けていると手首のほか、ニーグリップのし過ぎで股関節が筋肉痛になることがあります。
他にも首や肩に疲労がたまりやすいです。
翌日以降のツーリングに備えて体をほぐしておきましょう!
↓↓疲れにくいツーリングのやり方について、詳しくはこちらで紹介しています↓↓
故障や事故に備えよう
北海道は本当に広大です。
走っていて最高に楽しいですが、もしもの事故や故障の際にはこの広さがちょっと厄介です。
というのも任意保険などについているレッカーサービスの多くは距離制限があります。
15~50kmまで無料、それ以降は1kmあたり600円程度というところが主流です。
北海道は広いために、事故や故障があった時にレッカー距離が長くなり、レッカー費用がかさむことが考えられます。
私も「そうそう故障するわけが・・・」と思っていたら、購入2年目の真新しいバイクが故障してレッカーを呼ぶ羽目になったことがあります。
なんという振り落ち。
安心してツーリングを満喫するためにも距離無制限のレッカーサービスに加入しておくと心強いです!
安全運転で!スピード出しすぎと他の車に注意して
ポイントの4つ目は安全運転についてです。
注意する点は大きく分けて2つあります。
- スピードの出しすぎに注意
- 他の車に注意
スピードの出しすぎに注意
まずスピードの出しすぎに注意ですが、北海道では大体の車が法定速度を守っていません(笑)
一般道では最高速度が60kmのはずが、郊外では80km出してる車が珍しくないんですね。
ここで気を付けたいのは事故と警察の取り締まりです。
周りの車につられて、あるいはバイク単独でスピードを出しすぎて、事故を起こすということがあります。
さらに北海道の道路は意外とデコボコが多くて、タイヤがとられることもよくあります。
(地面のデコボコのせいでうまく曲がれない、という経験はだれしもあると思います)
とにかく開放的な気分になって飛ばしすぎないようにしましょう。
事故の際に身を守るプロテクターも忘れずに!
また、そのような交通事情の背景もあり、警察もよくスピード違反の取り締まりをしています。
特に都市部に出入りする国道沿いなどでは、頻繁に取り締まりをしていると聞きます。
都市部に出るとき、入るときは特に安全運転でいきましょう。
他の車に注意
北海道のドライバーはバイクに慣れていません。
積雪の時期が長いのでバイクを見る時期が短いんですね。
そのため北海道のドライバーはバイクがどのような挙動をするのか理解していない人が多いです。
バイクが目に入っていない、悪質だと目に入っていても無視するような危険な運転をする人もいます。
私も交差点で左折中に、交差点内で無理やり追い越しをされたことがあります。
とにかく本州ではありえないような、危険な運転をする車もいますので、前後の車には特に注意しましょう。
虫対策にバイザーは必須
北海道を走っているとバンバン虫が飛んできます。
しかも1匹1匹が大きい。
走っているとバイク本体やヘルメットに容赦なくぶつかってきます。
顔や目を保護するために必ずバイザーのあるヘルメットを装着しましょう!
また、バイザーが毎日汚れるのでウェットティッシュも持って行くと掃除が楽です。
ヤエーしよう!
北海道ではほとんどのライダーがすれ違う際に手を挙げて挨拶(ヤエー)します。
見ず知らずの人たちなんですが、同じ北海道を走る楽しみを共有しているようで、ヤエーをすると楽しい気分になります。
慣れないうちはちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、思い切って元気に手を振ってみましょう!
楽しそうにヤエーすればするほど相手も気づいてくれますし、何より自分が楽しいです!
もし仮にヤエーが返ってこなくても、相手が気づいていなかったり、余裕がなかったりするだけかもしれませんので、怒ったりしないようにしましょう。
給油はこまめに・日曜はスタンドが休み
北海道ではガソリンスタンドを見つけたら小まめに給油しておきましょう。
たとえガソリンが半分残っていたとしても、次のガソリンスタンドまでかなりの距離があるかもしれません。
「ガソリン少なくなってきたけど、ガソリンスタンドが見当たらないよ・・・(涙)」
なんて考えながら走ると楽しくないので、私はとにかくこまめに給油してました。
また、北海道では日曜はガソリンスタンドが休みの場合が多いので、土曜のうちに満タンにしておくと安心です!
日程に予備日を設けておこう
スケジュールには予備日を設けておいて、雨などで一日走れなくても帰りのフェリー乗り場まで着ける日程にしておきましょう。
北海道ツーリングのスケジュールを考えるとき、
「1日目はあそこへ行って、2日目はここへ・・・」なんて考えると思います。
それは楽しいのですが、時には悪天候でバイクで走れない日も出てくることがあります。
無理に日程を詰め込みすぎると、悪天候のなか走らなければいけなくなります。
悪天候のなか走るのは楽しくありませんし、危険もあります。
「今日は雨か。しょうがない、ゆっくり休もうかな」くらいの日があっても良いような日程を組んでおきましょう。
野生動物に注意!なるべく昼に走ろう
北海道ではシカなどの野生動物が道路に飛び出してくることがあります。
例えばエゾジカは100kgを超える体重ですので、ぶつかればバイクも人もただでは済みません。
特に早朝、夕方の時間帯は飛び出しが多いです。
夜間も街灯が無い所がほとんどのため視界が悪いですし、景色も見えないので走っても危険なうえ楽しくありません。
なるべく早朝、夕方、夜は避けて、昼間に走るようにしましょう。
遅くとも4時くらいにはキャンプ場に着くようにすると安全ですし、ゆとりのあるキャンプができます。
北海道のアスファルトはやわらかい
北海道のアスファルト舗装は冬期のひび割れを防ぐために本州よりやわらかく作られています。
それが夏になるとよりやわらかくなり、バイクを停めておくとアスファルトにサイドスタンドがめりこんでいきます。
サイドスタンドホルダーや、かまぼこ板など、サイドスタンドとアスファルトの間に挟むものを忘れずに持って行きましょう。
おわりに
雑多なポイントを今回ご紹介しました。
個人的にちゃんとやらずに後悔したのは
- こまめな休憩
- 走った後はストレッチ
- 事故や故障に備える
でした。
ほかにも北海道限定のサッポロクラシックビールを毎日飲みすぎたのも、疲れをためたのでちょっぴり後悔しています。
つい楽しさの方が上回って自分の体調管理がおろそかになったり、もしもの時のリスクヘッジがおろそかになってしまっていたんですね。
この記事をご覧になったみなさんはぜひ十分な備えと心構えで北海道ツーリングに旅立ってほしいと思います!
皆様の北海道ツーリングが安全で楽しいものになりますように!
最後までお読みくださりありがとうございました。
そのほか、ここで書ききれなかったことは他記事やYouTubeにて公開しています。
下記リンクかページ上部のメニューよりご参照ください。
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