【レビュー】Naturehikeのコット2020年版で3回寝てみて

Naturehikeのコット キャンプ道具紹介




どうもこんにちは、motocampです。

今回は新進気鋭のキャンプメーカー、Naturehikeのコットをレビューします。

このコット、軽くてコンパクトで、2種類の高さに調整ができるなど、高いコスパが魅力です。

コットのメリット

そもそもコットの最大のメリットは、地面の影響を受けないこと。

地面がどんなにゴツゴツしていようが、濡れていようが、骨組みのおかげで寝床が地面から浮いた形をしているので、安定した寝心地を提供してくれます。

Naturehikeのコットは着脱可能な脚があるため、ローコットとしてだけでなく、ハイコットとしての利用もできます。

ハイコットは腰かけて椅子代わりとしても活用できるので、キャンプ場でのくつろぎアイテムとして非常に魅力的です。

ハイコットスタイル
ローコットスタイル

内容物と重量と大きさ

コットの内容

  • 収納袋
  • 寝台の布地
  • 布地に通すポール2本
  • ブラケット(ポールに固定する骨組み)3つ
  • ハイコット用の脚12本

収納時のサイズは52cm×19cm、重量が2.75kgです。

これは私が愛用しているタナックスのキャンピングシートバッグにすっぽり収納できるサイズ。

バイクに積んで利用することも十分可能です。

また、ローコットとして利用するならハイコット用の脚は不要ですので、よりコンパクトにして持ち運ぶことが可能です。

ハイコット用の脚は全部で500gありますので、ローコットでの利用だけなら2.25kgで済みます。

他社と比べても十分優れた軽さです。

組立方法

コットの組立方法は

ポイント
  • 折りたたまれた骨組みを1本にセットする
  • 布地の両サイドのスリットに骨組みを通す。
  • 通した骨組みにブラケット(短い脚)を3か所取り付ける(ローコットならこれで完成)
  • ハイコット用の脚を取り付ける

組立自体はローコットなら3分、ハイコットでも5分かかりません。

また、ブラケットの取り付けに力が必要という指摘も聞きますが、私の奥さんでも組立が出来たので女性でも問題なく組み立てられます。

骨組みを1本に組みたてて
骨組み2本を布地に通して
ハイコットにするときはブラケットに脚を取り付けます
ローコットにするならブラケットのみの使用です
ブラケットを取り付けます。
可動する部分を上にして、軽くブラケットに体重をかけて、たゆませながらはめていきます。
完成!生地にたるみもなく、きれいに張られています。

寝心地

組みたててみると、布地自体はきれいに張りがあります。

張りはしっかりしてるものの、寝てみると体の重さで布地が軽く沈みます。

軽く沈むものの、適度に体のカーブに沿うので、寝心地は良いです。

ハイコットとしても、ローコットとしても寝台は安定しています。

フレームにきしみや、がたつきも無く、安心して眠れます。

公式での寝台の幅は65cm、奥行きは190cm。

体にフレームが当たらない、実際に寝そべれる広さは幅58cm、奥行き190cm程度でした。

これは一般的なスリーピングマット同じくらいの広さです。

キャンプでスリーピングマットを普段使っている方にとっては、特に窮屈に感じることはないでしょう。

クロノスドーム2型にぴったり

普段使っているモンベルのクロノスドーム2型にローコットにしたものを入れてみましたが、問題なく設置できました。

ただしクロノスドーム2型は2人用テントですが、コット自体にはそれなりに幅がありますので、コットを使用した際は2人で寝るのは難しくなると思います。

コット下収納が便利

私は普段キャンプツーリングを中心に楽しんでいます。

バイクとなると、バイク装備など荷物がそれなりに多くなります。

コットの下にバイク用バッグや装備などがきれいに収まりますので、テント内がすっきり片付きます。

テント内がきれいに片付いているとけっこう気持ちの良いもの。

冬季の注意点

コット全般にいえることですが、コット自体に断熱性能はありません。

床から離すことで底冷えを感じづらい構造になっています。

それでも冷え込みのつらい季節にコット単体では寒さを感じる人は多いでしょう。

もし冬にコットで眠る場合は、フォームパッドなどのマット類を併用することをおすすめします。

ちなみに私が持っているモンベルのフォームパッド180を載せたら、ぴったりのサイズでした。

他社製品と比べて

コットのハイエンド商品といえばヘリノックス(Helinox)のコットワン。

同社のチェアワンを私も使っていますが、本当に作りが丁寧なうえ丈夫です。

ここで二つのコットの性能を比べてみるとこのようになります。

NaturehikeコットHelinoxコットワン
重さ2.75kg
(ハイコット)
2.25kg
(ローコット)
2.32kg
収納サイズ直径19×52cm
(ハイコット用脚を含む)
幅54×奥行き16×高さ16cm
使用サイズ長さ190×幅65cm  長さ190×幅68cm
定価(円)14,900円35,500円

重さや収納サイズを比べてみると、ローコットとして見るならNaturehikeのコットはヘリノックスのコットワンと同レベルといえます。

寝台そのもののサイズもNaturehikeのコットはヘリノックスのコットワンには引けを取りません。

価格も14,900円と、ヘリノックスより20,000円近く安いです。

もちろんヘリノックスの製品には価格に見合うだけの製品の完成度や耐久性があります。

2つのコットを一概には比べられませんが、それでもNaturehikeのコットは高いコスパを実現しているといえます。

今まで3回使用してみましたが、フレームにがたつきや不具合などはないので、耐久性としては今のところ問題ありません。

バイクに載せられるだけのコンパクトな収納サイズと軽さ、良好な寝心地があり、魅力的な商品としておすすめです!

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