こんにちは、MotoCampです!
今回は北海道ツーリングでキャンプ泊をするのに必要な持ち物リストを紹介します。
北海道で初めてキャンプツーリングをする方もこの記事を読めば万全の準備で旅立てます!
長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
目次
今回の内容は動画でも公開しています
今回の記事でご紹介する内容はYouTube上で動画でも公開しています。
動画のほうが良い方はこちらもどうぞ!
>>北海道ツーリング情報満載のYouTube【MotoCamp】はこちら!
北海道ツーリングに必要な道具・持ち物リスト
必ず必要な道具
北海道でキャンプツーリングをするとき、必ず持って行かなければならない道具です。
- テント
- グラウンドシート
- 寝袋(シュラフ)
- マット
- 枕
- 懐中電灯またはランタン
- 防寒具
- カッパ
- バイザーのあるヘルメット
- シートバッグ
- タンクバッグ
- ウェットティッシュ
- ビニール袋
- 救急キット
- 着替え
- タオル
- 工具
- 保険証
- 車検証
- チェーンオイル
- モバイルバッテリー
- 養生テープ(必要な分だけ巻きだしておく)
- トイレットペーパー(半分ほど使用して、中の芯を抜いておく)
あると便利な道具
次に、なくても困らないけど、あると快適にツーリングやキャンプが楽しめる道具です。
- サイドバッグ
- スタンドホルダー
- ソーラーパネル
- テーブル
- 椅子
- 調理器具
- ガスバーナー
- サンダル
- 耳栓
- 虫除けスプレー
- ツーリングマップル
- 北海道ツーリングパーフェクトガイド
あると安心なもの
最後に出番はなかなかないもののあると安心なものです。
かばんに余裕があれば持って行きたいところ。
- 修理工具
- パンク修理キット
- 携行用空気入れ

開陽台・見渡す限りの地平線です!
必ず必要な道具の説明
次に、項目ごとに主だったものを説明していきます。
テント
おなじみキャンプといえばテントです!
たくさんのテントが世の中にはありますが、テント選びではポイントを見るようにしてください。
- 二人用以上の大きさ
- 二重構造
- 前室があると便利
まず盗難防止で荷物もテント内に入れるため、自分自身が寝るスペースと荷物のスペースが必要になります。
荷物を入れても十分なスペースのある二人用以上のものが良いでしょう。
また、テントはなるべくインナーとレインフライで二重構造になっているものを選びましょう。
二重構造になっていると寒暖差による室内の結露が防止できます。
また、テントに前室があると人や動物から隠した状態で、靴やゴミをテントの外に置けます。
(ごみはニオイが出ないように袋にしっかりしまいましょう)
これらの条件を満たすものとして、例えばモンベルのクロノスドーム2型がおススメです!
堅牢なつくりでありながら、コンパクトに収納できてツーリング向きです。
私もクロノスドームで何十泊もしていますが、本当に丈夫で信頼できるテントです!
ほかにも、コールマンのツーリングドームSTなどがライダーの中では人気です。
リーズナブルな値段ながら前室が広いため、雨天時にも心強いです。
↓そのほか、キャンプツーリングにおすすめなテントはこちらで紹介しています↓
グラウンドシート
グランドシートはテントの下に敷きます。
テントの底面保護と雨天時の浸水防止のためです。
本格的なアウトドア用品店のものは値段が高い分しっかりしてますが、ブルーシートでも最低限の用は足ります。
また、私の場合グラウンドシートはテントより少し大きめサイズを持って行きます。
というのも、設営・撤収のときに荷物を地べたに直接おいて汚れるのが嫌なので、少し大きめのシートなら余白部分に荷物がおけるためです。
寝袋(シュラフ)
次は寝具について説明します。
ぐっすり眠って充実したツーリングにするために、寝具はちゃんと用意していきましょう!
まずキャンプといえばおなじみの寝袋です。
- ダウンと化学繊維なら、ダウンの方がコンパクト
- 夏場の北海道ならコンフォート10℃を目安に
たくさんの種類がありますが、結論から言うと、夏の北海道ツーリングにはダウンのコンフォート10℃のものを
選んでおけば事足りるでしょう。
寝袋の設定温度にはコンフォートとリミットがあります。
メーカーによって呼び方の違いはありますが、選ぶ際はコンフォートを参考に選んで下さい。
リミットで選ぶと人によっては凍えてしまいます。
夏季の北海道キャンプであればコンフォートが10℃あれば十分です。
とても寒さが苦手な方、春や秋など多少冷え込む時期はコンフォートが0~5℃のものを選んで下さい。
もう少し細かいことを言うと、素材にはダウンと化学繊維があります。
ダウンが軽量・コンパクトな分、高価で、水に濡れると保温力が著しく失われる欠点があります。
一方、化学繊維は安価で手入れも楽ですが、かさばりやすい欠点があります。
個人的には積載が限られるバイクにとって、コンパクトになるダウンの方が利点が大きいと考えており、
ダウンを使用しています。
マット
マットはものすごく大事なアイテムです。
これで睡眠の質が大きく変わります。
マットの役割はクッションと地面からの冷えを防ぐこと。
キャンプ場も下が芝生だけでなく、土や砂利など、寝心地が悪い所があります。
さらに地面からの冷えもあるので
マットなしで寝つくのは困難です。
ぜひマットを持って行きましょう!
「そんなマットがないくらいでそうそう眠れないわけが・・・」
と思ったでしょう?
マットなしで実際に寝ようとしてみて後悔すること間違いなしです!
というわけで、お願いだからマットは持って行ってください!
マットにも色々な種類がありますが、
初心者にお勧めなのはフォームマットです。
フォームマットは軽量で、さっと広げて手軽に使えます。
ツーリング中に疲れたとき、マットを広げてすぐに休めるので、
キャンプ場以外でも活躍してくれます!
そのほか、キャンプで使うスリーピングマットについてはこちらで詳しく紹介しています。
枕
枕もぐっすり眠るために私は必ず持って行きます。
キャンパーの中には服やリュックで枕の代用にする人もいますが、
試したところ私には合いませんでした。
寝つけなかったり、眠りが浅くなってしまいます。
というわけで、コンパクトなエアータイプの枕を荷物に入れるようになりました。
懐中電灯またはランタン
日没後のキャンプ場は予想以上に暗く、明かり無しでは大変な場合があります。
理想は懐中電灯とランタンの両方
最低でもどちらか一つは持って行きましょう。
もし懐中電灯しかない場合は、懐中電灯をコンビニの袋で包むと簡易的なランタンとして使えます。
ちなみに、このヘッドライトとランタンは単3乾電池で動くもので統一しています。
照明器具など電池で動かすものを持って行くとき、電池の規格を統一すると荷物の管理がしやすいですよ。
防寒具
北海道は夏であっても地域や時間によって寒暖差が大きいです。
防寒具無しだと山間部では凍えることもあります。
防寒具は必ず持って行きましょう!
私は8月の北海道ツーリングでもスリーシーズンのライディングジャケットと、薄手のダウンを持って行きます。
北海道ツーリング中の服装については以下の記事で詳しく説明しています。
カッパ
北海道ツーリングですべての日程が晴れていることはまずありません。
少なくともどこかで雨に降られるものだと思っていてください。
急な夕立や旅の日程上どうしても雨の日に移動しなければいけないこともあります。
そんなときに備えて、かならずバイク用のカッパを用意しておきましょう!
雨天時にバイクを走らせると、雨粒がすごい勢いでぶつかってきます。
この激しい勢いの水でも染みないよう、カッパには高い耐水圧が求められます。
一般的にバイクのカッパは耐水圧10,000mm以上が求められます!
ワークマンの出しているバイク用レインスーツはお手頃な値段で
耐水圧も15,000mmあるので、北海道ツーリングでも安心して使用できます。
バイザーのあるヘルメット
北海道ではバイザー付きのジェットヘルメットかフルフェイスヘルメットを使いましょう。
北海道をバイクで走行中、どんどん虫がぶつかってきます。
大きさも立派な虫が多く、ぶつかった時にはそれなりの衝撃がありますし、
これが顔や目ですと大けがにつながります。
必ず顔や目を保護するためにバイザーがついたヘルメットを装着しましょう。

シートバッグ
荷物をバイクに積載するのに大型のシートバッグが必要です。
バイク用のシートバッグはツーリング用に良く考慮され、使い勝手も非常に良いです。
また荷崩れしにくくするための工夫もあり、本当に重宝します。
特にタナックスのキャンピングシートバッグ2はとっってもおすすめです!
これで何十泊したかわからないぐらい使ってますが本当に使いやすい優れたバッグです。
タンクバッグ
タンクバッグはタンクに貼り付けて使うバッグです。
ハンドルに近いため、サッと物を取り出せて便利です。
しまった地図が見やすい設計なのもうれしい。
↓詳しいレビューはこちら↓
ウェットティッシュ
既に書きましたが、北海道は虫がバンバン飛んできます。
虫からしたら人間が飛び込んできてるのかもしれませんが、、、。
ともかく、とんできた虫がバイザーやライト、服にどんどんくっついてきます。
大きい虫も多いので、バイザーについた体液で視界が遮られることもあります。
その時にウェットティッシュでバイザーなどを拭いてきれいにしましょう。
ビニール袋
大きめのビニール袋を2,3個持って行きます。
ゴミ袋としての利用のほか、服など濡れては困るものをあらかじめいれておくと雨の時安心です。
チェーンオイル
北海道を走っていると、走行距離がどんどん伸びていきます。
チェーンは1,000kmおきに注油が望ましいので、ぜひツーリング中に忘れずオイルをさしておきましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは携帯電話などの電子機器の充電に必要です。
10,000ミリアンペアあれば一般的なスマホを3~4回分は満タンにできます。
養生テープ 塗装面の保護と修理用
養生テープの出番は2つあります。
- 荷造りする段階で、バイクと荷物やロープがこすれるところに養生テープをはり、バイクのボディを保護する
- 旅先で壊れた道具の補修
バイクの保護については、くれぐれもガムテープではなく、はがしやすい養生テープを使ってくださいね。
また、持ち物に養生テープを入れる場合、そのままではかさばります。
テープを巻きなおして、必要な分だけ荷物に入れましょう。
あると便利な道具の説明
サイドバッグで容量と安心度アップ
サイドバッグも同様に荷物を入れるものですが、
単に積載量が増えるだけでなく、立ちごけしたときにも車体へ傷がつかないようにするのに役立ちます。
キャンプ道具を満載したバイクはバランスを崩しやすく、立ちごけしやすいです。
サイドバッグがあると、立ちごけのときの車体へのダメージを軽減してくれます。
私もサイドバッグ先輩には助けてもらいました。
ありがとうサイドバッグ!
私はタナックスのセミハードタイプのサイドバッグを愛用しています。
価格と機能・容量がちょうどいい。
スタンドホルダーで停車時も安心
北海道のアスファルトは本州と違って柔らかいです。
これは、冬季のひび割れを防ぐためらしいのですが、
夏季はこの柔らかいアスファルトにバイクのスタンドがめりこみます。
ちょっと停車していたら、バイクがバランスを崩して倒れるなんてことも珍しくないです。
バイク用のスタンドホルダーなど、スタンドとアスファルトの間に挟む、板状のものを持っていくことをお勧めします。
ソーラーパネルでキャンプ中も充電
キャンプ中心だと電源確保が必要です。
バイクの給電ソケットも悪くないですが、私はバイク用の給電ソケットは使っていません。
かわりに携行用のソーラーパネルでモバイルバッテリーに充電して、電源を確保しています。
- ハンドル周りがすっきり
- キャンプの際、バイクに乗っていないときも充電できる
ソーラーパネルをシートバッグの上部に取り付けて使用していました。
天気が良ければ10,000ミリアンペア(スマホ3~4回分)以上を
充電出来ていましたので、発電量は十分です!
テーブル
キャンプ場では平らな場所を確保するのが難しいです。
テーブルがあれば平面を確保し、食事などを快適に済ますことができます。
キャプテンスタッグの折りたたみテーブルはソロキャンパーに人気です。
アニメ「ゆるキャン」でも同様のテーブルが登場してましたね。
軽く、コンパクトにたためるのでとても便利です。
椅子
キャンプにはヘリノックスなどの折りたためる椅子があると便利です。
無くてもなんとかなりますが、キャンプ場でくつろぐときなど、あるととっても安らぎます。
予算が限られてる人は安価な「ヘリノックス風」の椅子でも十分に用が足りるでしょう。
↓これはヘリノックスのコピー品ですが、使っていて満足な品です!
↓ヘリノックスとコピー品の比較レビューをしています↓
調理器具
キャンプで調理するための鍋などです。
初心者におススメはアルミ合金製のもの。
安価で軽量です。
一般的なキャンプメーカーのものであれば、軽量で焦げ付きにくい工夫がされているので使いやすいです。
ガスバーナー
調理がしたい人にはガスバーナーが必要です。
- CB缶はどこでも手に入るが10℃以下の寒さに弱い
- OD缶は売られている所が限られているが寒さに強い
おすすめはイワタニのCB缶を使用するバーナーです。
CB缶とは、よく鍋で使うコンロ用のガス缶のことをいいます。
登山用のOD缶は低温でも使用できる強みがありますが、売られているところが限られます。
一方CB缶は気温0℃まで冷え込むと着火し辛くなりますが、コンビニなどどこでも手に入ります。
夏場の北海道でしたらCB缶で十分!
サンダル
サンダルは行き帰りのフェリーや、キャンプ場でリラックスするのにあると便利です。
ライディングブーツだと設営のときなど、いちいち脱いだりするのが面倒なんですね。
つま先まで覆うクロックスタイプのサンダルが一番いいのですが、ちょっとかさばります。
平べったくてコンパクトなビーチサンダルのほうが個人的にはおすすめです。
耳栓でしっかり安眠
耳栓は地味ながら、めちゃめちゃ大事です!
北海道ツーリング中はフェリー、キャンプ場、ライダーハウスといったところで、他人と場所を共有して眠る場合が多いです。
そんなときにいびきのうるさい人と一緒になったら本当に最悪!
寝不足で次の日に運転できない、なんてことにならないように、耳栓はぜひ持って行ってください。
ツーリングマップル
もはや説明不要なまでに有名な地図ですが、やはりあると便利です。
走ってみたい道路の紹介やキャンプ場の場所など、計画を立てるのに有益な情報が詰まっています。
毎年更新されていますが、担当ライダーがたくさんの距離を走って情報を集めています。
ライダー必携の一冊です。
北海道ツーリングベストガイド
ツーリングマップルの他に、あると便利なのが『北海道ツーリングベストガイド』。
地図を中心としたツーリングマップルと比べて、こちらはグルメやキャンプ場などの施設紹介が中心です。
写真も豊富なので行き先を選ぶのにとても役立ちます。
あると安心な道具の説明
パンク修理キット
北海道の大自然を満喫中にタイヤがパンク……なんてことになると、大自然過ぎてレッカー車を呼ぶのも一苦労。
いざとなったら自分で修理しなくちゃ!と思い、購入しました。
調べたところ、パンク修理キットには二種類あります。
- パンクの原因となった異物をとり、補修するもの
- タイヤの内側に薬剤を流し込み、穴にフタをするもの
どちらにもそれぞれ利点はありますが、応急処置なので、いずれタイヤ交換は必要になります。
お守り代わりに持って行くと良いかと思います。
①パンクの原因となった異物をとり、補修するもの
②タイヤの内側に薬剤を流し込み、穴にフタをするもの
携行用空気入れ
パンク修理キット同様、タイヤ補修時に必要と思い、持って行きました。
ぜひ故障に対するリスク対応を
前の項目で紹介したパンク修理道具などですが、持って行ったものの、結局使用はしませんでした。
しかしパンクや重い故障があれば自走は不可能で、自分で直すか、ロードサービスを受けるかしないといけません。
私自身、北海道で急な故障を体験して焦ったことがあります。
>>ロングツーリングに行くなら距離無制限のロードサービスに入っておこう
レッカー代の相場は1kmあたり600~700円程度かかるため、土地の広い北海道ではレッカー代が高額になることが想定できます。
さらに事故や故障で焦っているときに、自分でレッカー代の心配をするのは心理的にとても負担になります。
事前に距離無制限のバイク専門のロードサービスに事前に契約しておくことで、不意の故障に際しても金銭的・心理的負担を軽くすることが出来ます。
安心して北海道ツーリングを楽しむために、加入を考えてみてください。
一度は予行練習を
ここまで道具を揃えたら、一度練習がてらキャンプツーリングをしてみて下さい。
理由としては
- いきなりぶっつけ本番でキャンプツーリングをすると、慣れないことのせいでせっかくの旅が苦痛になる可能性がある。
- 一度練習してみることで、自分に必要・不要な道具の選別ができる。
ことがあげられます。
お忙しい方はデイキャンプでも良いので、一度キャンプしてから北海道に出発してみてください。
また、こちらにキャンプツーリングのノウハウについてまとめましたので、参考にしてみてください。
まとめ その他の北海道ツーリング記事
今回の記事は以上となります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
あなたの旅が安全で楽しい北海道ツーリングになるように願っています!
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