6年目ライダーが本気で語る、バイクのメリットとデメリット

バイクのメリットとデメリット バイクハウツー




どうも!ライダー生活も6年目に突入しました、MotoCampです。

今まで北海道ツーリングや四国ツーリングを楽しんできましたが、これまでの経験を踏まえてバイクのメリットとデメリットについて本気で語っていきます。

これからバイクに乗ろうか考えている人の参考になれば嬉しいです。

記事の内容は動画でも公開しています。

動画のほうがいい人はこちらもどうぞ!

バイクのメリット① 乗るのが楽しい

メリットの1つ目にして、最大のメリットは「バイクに乗ること自体が楽しい」ということ。

バイクに乗るときには目的地が大体ありますが、目的地は口実、乗ること自体が目的ということが多いです。

個人的にバイクを運転していて楽しいポイントは次のようなものがあげられます。

バイクの楽しいポイント
  • バイク独特の加速感
  • 走っている時の風が気持ち良い
  • 両手両足や体全体を使って走らせる操作感

バイク独特の加速感

排気量にもよりますが、バイクは車と比べて車体がかるいため、加速がしやすいです。

さらにライダーは体が外に対してむき出しなため、感覚的に加速を感じやすいともいえます。

右手のアクセルをひねると、バイクがどんどん加速していく感覚は楽しく、私も免許とりたての頃はヘルメットの中でニヤニヤしていました。

走っている時の風が気持ち良い

そんなバイクの加速に伴って感じるのが、風。

春や秋などの暖かい季節の風は走っていて気持ち良いです。

さらに訪れた場所の空気の湿り気や、土や草木のにおいも感じることができるため、五感で楽しめます。

五感で沢山楽しむ分、思い出が記憶に残りやすいでしょう。

両手両足や全身を使う操作感

MTバイクの場合、操作は次のようにして行います。

バイクの操作
  • 右手でアクセルと前輪ブレーキ
  • 左手でクラッチ
  • 右足で後輪ブレーキ
  • 左足でシフトチェンジ
  • 下半身全体で体重移動や姿勢の維持

全身のいろんなところを使うので忙しいです。

私も免許取り立てで慣れない頃は、「こんなにやること多いのか」と驚いた覚えがあります。

それでもこのバイクのいろんなところをガチャガチャと操作する感覚は、バイクを操ってる感じがして独特の楽しみと言えるでしょう。

一方でこの操作感が好きではない場合、比較的操作が少ないビッグスクーターに乗る人もいます。

バイクのメリット② 旅行が旅に・ドライブが冒険になる

バイク旅やキャンプツーリングはすごく楽しいです。

バイクはたくさんの荷物は載せられないですし、天候の変化にも弱いです。

ただそのようなデメリットや制約があるからこそ、目的地についた時の達成感は大きい。

例えば車で北海道に行けば旅行なのですが、バイクで行けばちょっとした旅や冒険になります。

バイクは車より快適ではありませんが、車にはない達成感や充実感があります。

おまけに日本は安全で、ご飯はどこでも買えるし、トラブルの際にはレッカーなどの助けも呼べます。

安全を保ちつつ、ちょっとした冒険に出るなら日本はかなり最適な場所と言えるでしょう。

バイクのメリット③ ライダー同士の謎の仲間感

個人差はありますが、ライダー同士には妙な一体感というか、仲間意識があったりします。

例えば会社の同僚がバイク乗りだと分かったりすると、妙に仲良くなることがあります。

ライダー同士は「バイクが好き」という共通の話題があるためですね。

ほかにも、バイク乗り同士は運転中、すれ違いざまに手を上げてあいさつする「ヤエー」という文化があります。

主にヤエーはツーリングスポットでの文化ですが、ただすれ違うだけではなく、お互いあいさつして気持ち良くすれ違える点が楽しいですね。

好き嫌いはあると思いますが、私はバイク乗り同士で仲良くなれるのは好きです。

バイクのメリット④ 安全運転の意識が高まる

私はバイクに乗るようになって、より一層安全運転の意識が高まりました。

自分がバイクを運転中に危ない目にあったりすると、本当にバイクが事故にあいやすいことを身をもって実感します。

バイクは車よりはるかに小さいので、車の死角に入りやすかったり、見落とされたりします。

とくに交差点の右直事故やバイクが大型車両の影に入った時など、気を付ける点は多くあります。

公道でどのような場面が危険なのか、よく意識するようになりましたし、それは車の運転中にも反映されていると感じます。

バイクのメリット⑤ 日本の美しさに気づく

バイクに乗ると、どこまででも行けるような気がします。

実際に私も北海道や四国などにツーリングに行ってきました。

各地に行ってみて感じるのは、「行ってみないとその場所の美しさはわからない」ということ。

写真や動画だけではわからない、感動する風景が日本各地にあることに気付きます。

海外旅行も良いけれど、日本もきれいだなと実感しました。

たとえば北海道の自然の美しさに魅了されたり、四国のうどんの美味しさに感動したり。

私はバイクに乗る前は景色に感動するなんてことのない、情感のない人間でしたが、バイクに乗るようになって変わりました。

まだまだ自分の知らない日本があるので、バイク旅を続ける原動力になっています。

バイクのメリット⑥ 日本の地理に詳しくなる

このように日本各地に出かけるので、日本の地理に詳しくなります。

行き先を地図とにらめっこすることが多いので、自然と細かい地理が頭に入ってくるためですね。

地方出身の人と話していて、マイナーな地名や特産物を知っていることで驚かれたり、話が盛り上がったりするのはバイク旅の副産物だと思います。

バイクのデメリット① 冬は冷凍庫のように寒い

続いてバイクのデメリット1つ目は冬の寒さです。

冬が寒いのは当たり前ですが、バイクの場合さらに走行風が加わって冷凍庫のような寒さになります。

本当に寒いです!!!!

一般に風速1m/sにつき、体感温度は1℃下がると言われています。

60km/hで走行すると、秒速にすれば約16.6m/sの風を受けていることになるので、体感温度は16.6℃も下がることに。

しかもしっかり防寒しないと服のすき間から風が入り込んでくるので、入念な防寒が必要になります。

ただしきちんと防寒し、路面凍結を避ければ冬でもツーリング自体は可能です。

くわしくは冬のツーリング・バイク通勤の防寒・服装のポイントで紹介しています。

冬のツーリング・バイク通勤の防寒・服装のポイント

バイクのデメリット② 夏は地獄のように暑い

続いてバイクのデメリット2つ目は夏の暑さです。

個人的には冬の寒さより夏の暑さのほうが辛いです。

とうぜんバイクにはクーラーがないので、暑い日はそのまま日差しと暑さがライダーを直撃します。

ただでさえ暑いのに、さらに自分が乗っているバイクのエンジンからも排気熱が。

上からの日差しと、下からの排気熱でライダーはまるでホットサンドのように焼かれます。

くわえてトラックやバスなどの大型車両が近くにとまると、その車両の排気熱でさらに暑い!

まるで服を着てサウナに入ったような感覚。

大げさでもなんでもなく、地獄に思えます。

バイクの場合、半袖では乗れないので、メッシュジャケットのような通気性の良い長袖を着ます。

しかしこのメッシュジャケットも、ほかのジャケットよりはマシというだけで、決して猛暑のなかでも涼しいわけではないんですよね。

  • 冬の寒さ:対策すればなんとか乗れる
  • 夏の暑さ:対策しても限界がある

という違いがあるので、私は気温が30℃を超えたらバイクには乗らないようにしています。

熱中症も怖いですしね。

ちなみに夏のバイクツーリング 暑さ対策とおすすめ装備にて、具体的な暑さ対策を紹介しています。

夏のバイクツーリング 暑さ対策とおすすめ装備

バイクのデメリット③ 雨が辛いそして雨粒が痛い

身体がむき出しのバイクにとって、雨は天敵!

どんなに気持ち良く走っていても、雨が降り出せば予定の変更を検討します。

雨のなかバイクに乗ると次のようなことで困ることが多いです。

雨で困ること
  • 単純に身体が濡れる
  • 視界が悪くなる
  • スリップの危険が増える
  • スピードが出ていると雨が痛い

雨で身体が濡れることやスリップの危険は言わずもがなでしょう。

身体を濡らさないためにはカッパが有効なのですが、カッパも蒸れやすいという欠点があります。

真夏に雨に降られると、ものすごい暑さと蒸れと運転のしづらさで、かなり辛い苦行を味わいます。

ほとんどのライダーはこの苦行で悟りをひらきます。

さらにバイクに乗っている時の雨粒はとても痛い!

個人的にバイクの速さごとに感じる雨粒は次のとおり。

雨の痛さレベル
  • 時速0k/m:ふだんの雨。まったく痛くない
  • 時速30k/m:バイザーがないと目に雨粒が入ってうざい
  • 時速60km/m:輪ゴムでパチンと弾かれる痛み。バイザーがないと走れない
  • 時速100k/m:ごっついエアガンで常に打たれ続ける痛み

とにかくつらい雨なので、なるべく雨の中は走らない方が賢明です。

仕方なく雨のなか走るときはリスク管理と対策をきちんとしておきましょう。

詳しくは【雨のツーリング】注意したいポイントとおすすめバイク装備で紹介しています。

【雨のツーリング】注意したいポイントとおすすめバイク装備

バイクのデメリット④ 疲れる

バイクは車に比べて、疲れやすい乗り物です。

走行風が体を常に押しているので、バイクに乗り続けるほどじわじわと疲労がたまってきます。

はじめのうちは大したことないのですが、4~5時間も乗るとしんどくなってきます。

また気温や天候の変化なども体力を奪うでしょう。

走っている時の風が気持ち良いのですが、その風がライダーの体力を奪うという、表裏の関係といえます。

服で気温の変化に対応したり、こまめな休憩でうまく体調を管理しましょう。

詳しくは疲れないバイクツーリングの6つのポイント 疲労の原因と対策にて解説しています。

疲れないバイクツーリングの6つのポイント 疲労の原因と対策

バイクのデメリット⑤ 事故で死ぬ可能性がある

バイクのデメリットとしてワーストに挙がるのが、事故の際の死亡のリスク。

車のボディのように事故の際、運転手を守るものがないのでケガが重症になりやすかったり、死亡したりします。

警視庁の令和2年度の調査によると、バイクと原付での自動車事故の死者数は526名でした。

車での死者数が356名であることを考えると、バイク事故では死に至りやすいことがわかります。

しかもライダーが安全運転をしたとしても、周りの車が危ない運転をすれば事故に巻き込まれる可能性も。

バイクに乗る以上、常に事故のリスクを意識する必要があり、適切な装備と予測運転が求められます。

とくにバイクに乗るときに「今日事故にあるかも」と気を引き締めるのと

「事故なんて他人事だし平気」と考えるのでは安全に大きな違いがあると思います。

バイクの装備と公道での運転のコツは以下の記事で詳しく紹介しています。

バイク初心者が1年間で揃えたいツーリング装備・道具のおすすめ一式を紹介

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初心者ライダーが公道を走るときの7つのコツと注意点【納車ツーリング】

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バイクのデメリット⑥ 荷物があまり積めない

バイク、特にMTバイクはほとんど荷物が積めません。

バッグスクーターであれば座席下にスペースがあるので、荷物の収納は可能。

もしMTバイクで荷物を積みたければ、たとえば後部シートにバッグを載せるか、サイドバッグを載せる必要があります。

バイク用品メーカーがさまざまな車種に対応できるバッグをいくつも出しているので、積載面ではある程度対応ができます。

それでも載せられる量には限界があり、100L~150Lが限界でしょう。

車に比べれば圧倒的に積載量は少ないですが、キャンプの時などは荷物の選別が楽しかったりします。

全部持っていこうとするのではなく、持っていけるものに限りがあるので取捨選択が必要になります。

自分に必要なものはなにか、と真剣に持ち物を考えるので、遠足の前日にも似たわくわく感があるでしょう。

【レビュー】バイク用バッグを防水・ツーリングなど目的別におすすめ!

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好きはデメリットを超えていく

以上、6年目ライダーが感じるバイクのメリットとデメリットでした。

はっきりいってバイクに興味のない人からすれば、メリットなんて大したものではないし、デメリットは何だか辛そうに感じるものが多いでしょう。

合理的に考えればメリットよりデメリットの方が大きいと感じるはずです。

それでも私はバイクに乗ることやバイク旅が好きでやめられません。

友人や恋人で、「こいつ欠点が多いけど、一緒にいると楽しいんだよな」と感じるのと似ていると思います。

デメリットに対する対策は必要だとは思いますが、自分の人生なので好きなことをやってみるのが一番。

とくにバイクの免許をとる前に私もバイクの危険について考えました。

ただバイクに乗らずにそのまま年老いて

「若い時にバイク乗りたかったなあ」と考えるより、

若いうちにリスク管理をちゃんとしてバイクに乗るほうが楽しそうだと感じました。

「好き」はデメリットを超えていくのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これからバイクに乗る方の参考になったら嬉しいです。

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